接待編

〈接待の準備と心構え〉

セッティングと参加者選び

時期や規模、自社の参加者は上司の指示を仰ぎ、先方の参加人数は 相手方の窓口となる人に事前に確認しましょう。

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日時の決定

まずは先方の日時の都合を確認してから、日時と場所の候補を上司に提出し、選択してもらいます。先方の都合を確認する際に、食べ物の好き嫌いがないか尋ねておくと、店とメニュー選びに失敗がありません。

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場所(店)の決定

接待の成功のカギを握るのは「店選び」。下記のポイントを満たす店が望ましいでしょう。

〈距離〉 → 先方の会社や自宅からあまり遠い距離にないこと
〈営業時間〉 → 早く閉店する店はNG
〈個室の有無〉 → 親睦を深めるには個室が最適

会社で接待の予算が決まっている場合は、予算内でおさまる店
先方のお好みの料理やアルコール(ワイン・ビール・地酒など)の種類が揃っていること

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ご案内

日時と場所を記し地図を添えて先方に送ります。
メールでもFAXでも結構です。社内の参加者全員にも案内します。

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前日と当日のマナー

 〈前日〉 → 接待するお客様や取引先と、お店の両方に確認の電話をいれておくのがよいでしょう。
 〈当日〉 → 自社側の人間が全員先に到着し、下座で待つのがマナー。帰宅時にはタクシーの手配をする必要もあります。タクシー代金やチケットは封筒に入れて準備しておきましょう。

《接待で注意する7つのポイント》

①約束の場所には、余裕をもって到着しておくこと
②親しい間柄であっても接待の席では必ず敬語を使うこと。「無礼講」という言葉を真に受けないこと
③相手が主役であることを忘れない
④酔いつぶれて醜態をさらさないよう注意する
⑤締めのタイミングを測る
⑥帰りの車(タクシー)、お土産などの手配を怠らない
⑦お支払は中座した際に事前にすませておくこと

宴会編

☆宴会が成功するかどうかは、なんといってもお店選びにかかっています。前例があれば経験者から聞きその時の評判や感想などを知っておくといいでしょう。

《失敗しないお店選び5つのポイント》

予算

出席者の平均年齢よりやや若い人を基準に会費を設定します。
この際に重要となるのは、『食事のみ飲み物別』か『飲み放題をつけるか』という点です。
『飲み物別』の場合は、お店によってドリンクの価格が違ったり飲む量によって変わってくる為、追加徴収がでることもあります。
ドリンク注文が把握できなくなりそうな場合は、少々高くなることもありますが『飲み放題』を付けたほうが安心です。

場所

大半の方が会社をあがってから集合、または向かうことになる為、会社の近辺・ターミナル駅などの周辺が便利です。
特に出席者の多い宴席の場合は、交通の便がよい場所を選ぶのが無難です。

料理

人数が多くなれば好き嫌いも色々で、全ての出席者が満足できる料理となるとは限りませんが、コース料理ではメニューがわかりますので、これまでとは極端に違ったジャンルの場合は事前に意見を聞くことも必要でしょう。

個室

他のお客様を気にすることなく、出席者全員が一体感を感じとれるのが個室の最大の魅力です。
会の演出として小ゲームやビンゴ、カラオケなどを行いたい場合は、やはり個室を貸し切るほうがよいでしょう。

事前にお店調査

実際に足を運んでみると、お店の雰囲気、内容、普段の客層、従業員の態度もチェックできます。
面倒なようでも、会場ひとつで座の雰囲気は一変してしまうもの。入念に選びましょう。